社会活動
SOCIAL COMMUNICATION主な医療活動
災害医療活動(DMAT、医療物資支援)
社会医療法人大雄会の基幹病院である総合大雄会病院は、2007(平成19)年4月に愛知県から「災害拠点病院」の指定を受け、2010(平成22)年4月には「地域中核災害医療センター」の指定を受けました。透析医療機関である大雄会第一病院と共に、2つの病院が一体となって、万一の大規模災害発生時にひとりでも多くの被災者を救うため、防災委員会を中心にBCPマニュアルの整備や訓練を繰り返し行っています。
また、2010(平成22)年5月に医師2名、看護師2名、業務調整員1名から成る日本DMAT1チームを編成しました。当DMATは、2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災に出動し、北茨城市立病院、石巻市立病院にて被災者の救援活動を行いました。2016(平成18)年4月14日、同月16日に発生した熊本地震にもDMATを派遣し、熊本市内にて病院支援に任務しました。現在、日本DMATは医師5名、看護師4名、業務調整員4名、愛知DMATは医師1名、AMAT(全日本病院医療支援班)業務調整員が3名在籍しています。
大規模災害訓練の災害対策本部の様子
(2018年9月8日)
石巻市立病院に向かう大雄会DMAT
(2011年3月14日)
熊本市内の病院にて診療支援
(2016年4月19日)
感染防止
大雄会第一病院には、健診センターのフロアに上がるための専用エレベータがあります。通院・入院されている方の多くは何らかの疾患をお持ちですが、健診センターに来る受診者の方は、健康な方が殆どです。同じ建物でもエレベータを別にすることで感染への不安を和らげていただけるよう配慮した造りになっています。
地域へのプライバシー配慮
大雄会の病院群の多くは住宅地に建てられています。地上10階まである総合大雄会病院南館には、居住地に面した窓の多くに情報セキュリティ用の窓ガラスが採用されています。これは、近隣住民の生活空間へ配慮したもので、上層階の窓際から近隣エリアを覗いても物理的に見えない仕組みになっています。窓から少し離れれば景色が楽しめる普通の窓になることから、患者さまには景観を損なうことなく入院生活を送っていただくことができます。