社会活動
SOCIAL COMMUNICATION医療人の育成
総合大雄会病院は、義務化に先駆けて平成7年から臨床研修医の受け入れを行っており、数多くの方が医師としてのキャリアを当院でスタートさせています。 1995年に厚生省(当時)より臨床研修病院の指定を、1998年に歯科医師臨床研修施設の指定を受けて以来、多くの研修医を育ててきました。 また、未来の医療業界を担う看護系・医療系学生の職場見学や臨床実習や、文部科学省が定める「中学生の職場体験」の受け入れを法人内で毎年実施し、次世代の医療者育成を支えています。実習を受け入れる側の現場においても、これから医療・介護を目指す人材に対し基礎知識を教えることで、職種の体系的知識を向上させたり、現場での人材育成へ役立てるなど、指導者自身のレベルアップが期待されています。 他にも愛知県救急業務高度化推進事業の一端として救命救急士の教育実習を実施しています。2005年には一宮市初の気管挿管を行う救急救命士の実習を総合大雄会病院で行いました。
職場環境の整備
医療・介護業界は深夜勤務や交替勤務など不規則な労働時間が多く、なおかつ人の命を預かる現場であることから常に高い緊張感と正確性を求められる就労環境の厳しい分野です。その中でも医療・介護従事者は「人のために」「役にたちたい」という思いで日々の業務を行っています。社会医療法人大雄会は、その思いを少しでも長く持ち続け、質の高い医療・介護を提供してもらう環境を整備してきました。
業務形態
看護師の就労環境が問題視され始めた1995年には旧・厚生省のモデル事業に参加し、日勤と夜勤を完全に分離した勤務形態を樹立し、今では看護師の勤務体制として「二交替制」は多くの病院に採用されています。また、女性が多い職場であることから、就業規則で「産後休暇」「育児休業」、また「介護休業」をしっかりと謳い、実際に多くの職員が子育て・介護をしながら勤務を続けています。
就業能力支援
医療・介護職の多くは国家資格を持つプロフェッショナルです。変化の早い医療・介護業界で確かな知識と技術を保つには常に勉強することが求められ、法人内では随時各種研修会・勉強会が開催されています。また、より専門性の高い資格を取得しようとしたとき、一般的には退職して勉学に集中することになりますが、大雄会では多彩な研修参加制度を利用することで、職員としての地位はそのまま、勉学に勤しむ環境を与えられるチャンスがあります。実際に専門看護師・認定看護師などがこの制度を利用して資格試験に合格し、該当する領域で専門知識を活用した医療活動をおこなっています。
安全衛生
職員の安全衛生には、労働安全衛生委員会を設置し、職員の疾病防止ならびに健康診断及び教育に関する事項の審議並びに実施遂行を促進しています。また、各職場を安全パトロールという形で巡視し、職員が労働安全について再認識する機会としています。さらに、医療・介護という常に高い緊張と隣り合わせで働く職員に対して、院内外にメンタルヘルス相談窓口を設けて、心と体の健康管理を行っています。
次世代育成支援
職員が仕事と子育てを両立することができ、働きやすい環境をつくることにより、職員が能力を更に発揮できるようにするための、行動計画を定めています。
社会医療法人大雄会 行動計画(女性活躍推進・次世代育成支援)
女性活躍推進
女性職員の活躍推進及び能力の更なる発揮をできるようにするための行動計画を定めています。
> 社会医療法人大雄会 行動計画(女性活躍推進・次世代育成支援)
> 女性の活躍推進及び育児休業に関する情報公表
余暇活動支援
よりよい医療・介護の提供には、より充実したプライベートが不可欠という考えから、職員のクラブ活動や保養制度、職員旅行、遊園地・映画館割引券の発行など余暇を楽しんでいただける制度を取り入れています。