概要
365日24時間体制の救急医療から予防まで脳卒中での寝たきりを防ぐ治療を積極的に実践。
昼夜を問わず対応する救急医療体制や高度な血管内治療、予防医療など、脳卒中に特化した治療に総合的に取り組む脳卒中センター。紹介患者さまはできるだけ検査をすべて当日中に行う方針で、迅速な対応を心がけています。
血管内治療では、近年増加傾向にある頚動脈ステント留置術および、血栓回収療法などを中心に高度な先進治療を行っています。
脳卒中は、日本人の死亡原因の第4位となっており、寝たきりの原因第1位です。発症から治療までの時間が重要であり、片方の顔(Face)や手(Arm)がうまく動かない、言葉がうまく出ない・ろれつが回らない(Speech)などの症状が出たら、一刻も早く(Time)受診してください。(FASTでチェック)
▶︎外来は脳神経外科を受診してください。
血管内治療では、近年増加傾向にある頚動脈ステント留置術および、血栓回収療法などを中心に高度な先進治療を行っています。
脳卒中は、日本人の死亡原因の第4位となっており、寝たきりの原因第1位です。発症から治療までの時間が重要であり、片方の顔(Face)や手(Arm)がうまく動かない、言葉がうまく出ない・ろれつが回らない(Speech)などの症状が出たら、一刻も早く(Time)受診してください。(FASTでチェック)
▶︎外来は脳神経外科を受診してください。
特色
24時間脳神経外科医が常駐し、緊急対応。
脳卒中センターは1997年に設立され、以降、夜間・休日を問わず、脳神経外科医が院内に常駐する体制で、24時間緊急対応しています。尾張西部医療圏の中核病院として、救急医療に力を入れ、より高度な医療をご提供できるよう努めています。
我々は脳神経外科医ですが、「外科的治療が常に最良」と考えているわけではありません。患者さまの年齢、全身状態、脳疾患の程度、社会的立場、家庭環境などは一人ひとり異なります。経験と実績に基づいて十分な情報をできるだけわかりやすく提供し、患者さまご本人、ご家族とも相談の上、治療方針を決定しています。より良い医療を心のこもったかたちで提供できるよう心がけ、今後も努力してまいります。
我々は脳神経外科医ですが、「外科的治療が常に最良」と考えているわけではありません。患者さまの年齢、全身状態、脳疾患の程度、社会的立場、家庭環境などは一人ひとり異なります。経験と実績に基づいて十分な情報をできるだけわかりやすく提供し、患者さまご本人、ご家族とも相談の上、治療方針を決定しています。より良い医療を心のこもったかたちで提供できるよう心がけ、今後も努力してまいります。
日本脳卒中学会認定 一次脳卒中センター・一次脳卒中センターコアに認定されています
「一次脳卒中センター(PSC)」とは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中や脳卒中を疑う患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的に速やかに診療(t-PA静注療法や脳血栓回収療法)を開始できる施設です。またrt-PA静注療法に加えて機械的血栓回収療法の治療実績や診療体制をもとに常時(24H/7D)機械的血栓回収療法が行える「PSCコア」(地域においてコアとなるPSC施設)としても認定されています。
【一次脳卒中センター認定基準】
1.地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる
2.頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である
3.脳卒中ユニットを有する
4.脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D体制で勤務している
5.脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる
6.脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある
7.機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい
実施できない場合には、機械的血栓回収療法が常時可能な近隣の一次脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する
8.定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする
2.頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である
3.脳卒中ユニットを有する
4.脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D体制で勤務している
5.脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる
6.脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある
7.機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい
実施できない場合には、機械的血栓回収療法が常時可能な近隣の一次脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する
8.定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする
【一次脳卒中センターコア認定基準】
1. 一次脳卒中センター(PSC)に認定されていること
2. 日本脳神経血管内治療学会の脳血管内治療専門医と3学会認定の脳血栓回収療法実施医が合計して常勤3名以上であること
3. 血栓回収治療実績が年間12例以上あること
4. 自施設において24時間365日、血栓回収治療に対応可能であること
5. 脳卒中相談窓口を設置すること
24時間365日体制の救急医療から予防まで、脳卒中での寝たきりを防ぐ治療を積極的に実践しています。
2. 日本脳神経血管内治療学会の脳血管内治療専門医と3学会認定の脳血栓回収療法実施医が合計して常勤3名以上であること
3. 血栓回収治療実績が年間12例以上あること
4. 自施設において24時間365日、血栓回収治療に対応可能であること
5. 脳卒中相談窓口を設置すること
24時間365日体制の救急医療から予防まで、脳卒中での寝たきりを防ぐ治療を積極的に実践しています。
主な対象疾患
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳動脈瘤
- 頭部外傷
- 顔面痙攣
- 脳腫瘍
- 水頭症
※上記は一例です。
●脳血管障害
(脳梗塞・脳出血・脳動脈瘤・脳動静脈奇形・もやもや病など)
●脳腫瘍
(良性:髄膜腫・下垂体腺腫・聴神経腫瘍など 悪性:神経膠腫・転移性腫瘍など)
●頭部外傷
(脳挫傷・急性硬膜下血腫・急性硬膜外血腫・慢性硬膜下血腫など)
●機能性疾患
(顔面痙攣・三叉神経痛・てんかんなど)
●炎症性疾患
(脳膿瘍・髄膜炎など)
(脳梗塞・脳出血・脳動脈瘤・脳動静脈奇形・もやもや病など)
●脳腫瘍
(良性:髄膜腫・下垂体腺腫・聴神経腫瘍など 悪性:神経膠腫・転移性腫瘍など)
●頭部外傷
(脳挫傷・急性硬膜下血腫・急性硬膜外血腫・慢性硬膜下血腫など)
●機能性疾患
(顔面痙攣・三叉神経痛・てんかんなど)
●炎症性疾患
(脳膿瘍・髄膜炎など)
診療内容
t-PAについて
脳梗塞では、発症から治療までの時間が重要です。
発症から4.5時間以内であれば、血栓を溶かすt-PAという治療薬にて、詰まった血管の再開通が期待できます。治療開始が早いほど脳へのダメージが軽減されますが、すべての症例で症状が改善するわけではありません。
t-PAが使えない場合や効果がない場合には、カテーテルを用いて、血栓を回収する方法で治療を行います。
発症から4.5時間以内であれば、血栓を溶かすt-PAという治療薬にて、詰まった血管の再開通が期待できます。治療開始が早いほど脳へのダメージが軽減されますが、すべての症例で症状が改善するわけではありません。
t-PAが使えない場合や効果がない場合には、カテーテルを用いて、血栓を回収する方法で治療を行います。
頚動脈狭窄症に対するステント留置術
頚動脈狭窄症の患者さまへの予防的な治療として、薬物療法、従来からある内膜剥離術のほかに、ステント留置術にも積極的に取り組んでいます。
頚動脈狭窄症とは
動脈硬化が原因で頚動脈が細くなる病気です。頚動脈は、大動脈からの血液を脳に送る太い血管のことで、内頚動脈(頭に血液を送る血管)と外頚動脈(顔に血液を送る血管)に分かれます。この分岐点を頚動脈分岐部といい、この分岐点で動脈硬化が発生して頚動脈が細くなる病気が頚動脈狭窄症です。これが原因で、脳への血流が低下したり、血の塊や動脈硬化の破片が狭くなった動脈から流れて脳の血管で詰まり、脳梗塞を起こします。症状としては、片側の手足が動きにくい、言葉が出にくい、片側の手足がしびれる、といった症状があげられます。
頚動脈ステント留置術とは
局所麻酔下に、足の付け根の血管(大腿動脈)からカテーテルを通して、血管の中から狭くなった部位(狭窄部位)を拡張します。血管を拡張させる際、血栓やコレステロールの破片が脳内に流れてしまうと、脳梗塞を引き起こす可能性があります。 その予防のために、特殊なカテーテル器具を使用することで、血栓やコレステロールの破片だけを回収します。比較的、体への負担が少なく、高齢者や合併症を持った方にも行うことができます。 術後の安静期間や入院期間も外科治療に比べて短いというメリットもあります。
超急性期脳梗塞に対する再開通治療
急性期の血管内管治療における最新技術として、血栓回収療法を導入しています。
血栓回収療法とは
脳梗塞が発生した場合、第一選択となっている治療法はt-PAという薬を使用した点滴治療ですが、発症後4.5時間以内に治療を開始しないといけないといった制約があるため、実際に治療を受けられる患者さまは限られています。そのため、t-PA静注療法の適応外、あるいは効果が乏しい患者さまに対して、血液の流れを再開させて脳梗塞を治療することを目的として、血栓回収療法が行われるようになりました。
脳卒中相談窓口
当院では、患者さまやご家族が脳卒中に関する退院後の生活や不安、悩みについて相談できる「脳卒中相談窓口」を開設しています。さまざまな支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは、「病院でのご相談」ページをご覧ください。
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